ボクちんの一生は
素晴らしい犬生だった


今回は特別ロングバージョンとなっております。お暇な方付き合って下さいませ。
また、動画を入れますが視聴出来るかの設定確認をしてないまま来ています。
今回も見れたらラッキ~な感じでお願いします

9年前、町をウロついていたら、突然ボクちんはオジちゃん達に捕まった。
そしてたくさんの犬がいる場所に連れて行かれた。そこで生活する事になったけど、
その生活も長くは続かなかった。
1週間くらい経った頃だった。3人の人間が現れてボクちんは大きな車に乗せられた。
着いた所は3人の縄張りだった。ワンワンうるさい奴らはいなかったよ。
そしてボクちんは外に繋がれた。
出されたごはんが美味しくってガツガツ食べた。
なんせボクちんはガリガリに痩せてたからね。
ガツガツ食べるボクちんを見て3人は笑ってた。
『ここで寝てね』と言われて入ったオレンジの箱は小窓のある豪邸だった。
柔らかくて暖かいお布団が敷いてあった。
初めての場所で夜になると暗くて怖かったけど、なぜか安心して寝ることが出来たよ。
ボクちん、ココにいてもいいみたいなんだ。
3人の名前はオカンさん、きょうねえ、ゲル二ィ(年功序列)
ボクちんはみんなからガクと呼ばれたよ。
冒険家のパートナーがガクって言う犬なんだって、ゲル二ィが言ってた。
ボクちんは大した冒険には行かないけどね。
そしてボクちんは、ゲル二ィをボスと決めた。
ゲル二ィはボクちんと遊んでくれて強くて優しくて守ってくれるんだ。
こうしてボクちんの
バラ色犬生
がスタートしたんだ。
『足が悪いから筋肉つけないとな』
って、毎回ササミがトッピングされるんだけどそのご飯が美味しくて美味しくて、
それにね、いろんな所に連れて行ってもらったよ。
近所の散歩から車で移動してする散歩とか、飽きることがなかったんだ。
散歩も楽しいのにオヤツもあるなんて最高
毎日散歩が待ち遠しかったよ。
雨の日も雪の日も台風の日だって散歩に連れて行ってくれた。
ボクちんは縄張りを広げる事に成功した
もともと猫好きだから気の合うワンコは・・いなかった。
好き好き
って体当たりしてくるギャルが1ビーグルいたけどちょっと苦手だった。
ケンカ相手はいたよ。ボクちんより体が一回り大きい武蔵って奴。
ボクちんも武蔵も今にも襲いかかるような、取っ組み合いなポーズでワンワン
吠え合ってた。リードを引っ張るゲル二ィやおじちゃんは大変だったろうね(笑)
なるべくボクちん達2ワンが遭遇しないように調整してたみたい。
オカンさんが働くスーパーにお迎えに行くこともあったよ。
時々洗われるけどやっぱりボクちんはゲル二ィが好き。
ね、つめケアも上手なんだよ(工具用のヤスリなんだけどさ)
ボクちんは後ろ足が悪かったけど、たくさん走ったよ。
ボクちんの走りに着いてこれるのはゲル二ィだけだった。
オカンさんは歳だし、きょうねえは太ってるし。
そしてね、オカンさんも優しかったの。
野いちごくれたり、
時々遊んでくれたりもした。70越えのヤンきーだよ笑
ボクちんと1番近い年齢だからね、はしゃぎすぎず、疲れない程度で遊んでくれるの。
ボクちんがここに来た時はきょうねえと同い年くらいだったけど、アッという間に
オカンさんの歳を抜いちゃったかな?
干し柿も作ってくれた。
・・・と言ってもきょうねえが優しくないって言ってないよ(笑)
きょうねえにはきょうねえの役割があるんだ。
きょうねえはいつもいつもボクちんの写真を撮らなきゃいけなかったの。
だからきょうねえとのツーショットは驚くほどないの。
ボクちんは電子音が嫌いだった。
寝ててもきょうねえがonにする音で目が覚めたよ。
それは耳が聞こえにくくなっても変わらなかった。
きょうねえは、ボクちんの生活をブログにupして友達と共有してたんだって。
そのブロ友さんがワンコ連れてうちに何度も来てくれたんだよ。
心ちゃんとひめちゃんって言うの。穏やかなな2ワンとすぐにお友達になれちゃった。
凄いねブログって。
きょうねえもなかなかいい事やるじゃない

時々ね、きょうねえがウマウマくれるの。
ゲル二ィはボクちんが食べやすいように入れ物を切ってくれたけど
きょうねえは面白い写真が撮れるようにって雑だった。
ほんとにビックリだった~
ゲル二ィがすっ飛んで来たよ。 その日をキッカケにボクちんの家の中での生活がスタートしたんだ。
お泊まりも楽しかったけど、皆がいる家が1番安心できた。
散歩と家が最高じゃんっ
バレバレですけど・・・耳に気が付いて下さい
カミナリは歳を重ねても怖いワンよ
みんなとの生活が楽しくって3食昼寝付きな生活を送ってたら、こんなに太っちゃった(笑)
でもね、そんなボクちんにも老いがやってきたんだ。
も~ね、いっつもいっつも眠くて眠くて、
1日のほとんどを眠ってたよ。
尻尾もキツネさんみたいになちゃった。
きょうねえは『シェパードみたいで格好いいじゃん』ってさ。(確かにね)
そんな中、気配りボクちんのナイトは階段を降りる時は必ず抱っこしてくれた。
下り階段は怖かったから、楽チンだった。
いよいよボクちんの足が悪くなった時、マイカーを買ってもらえたんだ!
田舎は土地が広いから1人に1台が当たり前
夜になるとね、横になると時々呼吸が辛くなって、そんな時は車椅子に乗せてもらえるの。
立つことによって呼吸が楽になって時にはそのまま寝ちゃう事も多かったんだ。
爆睡したらきょうねえがお布団に寝せてくれるから朝まで寝れたんだ。
ある時、ボクちんのボスであるゲル二ィが突然いなくなった。
ボクちんに何も言わず消えた。
いつもは楽しい家の中が暗かったんだ。
そしていつも守ってくれたゲル二ィが現れなくなった。
いくら探してもいくら待っても来ないの。
悲しみのどん底だった。
その夜ゲル二ィが『2人がおるから安心せえ!』と言いに来た。
その日からゲル二ィはいつもボクちんのそばにいた。
ボクちんの介護が本格的になったよ。
自分の力で思うように動けなかったから悔しくて辛かった。
きょうねえは『子育てと介護を1度に経験しよる!』って
嬉しそうで寂しくて複雑やったみたい。
この時期はちょいちょい先生の顔を見に行った。
行きたくなかったけど、犬生を全うするまで頑張るってゲル二ィと約束したからね。
フードが食べれなくなってお腹は減っていたけど固形物が入らなくなってきちゃった。
きょうねえが流動食をくれるんだけど美味しくなくってさ、
そのうちしっかりゴックンできなくなちゃった。
どんどん痩せていくボクちんを見てきょうねえとオカンさん辛かったと思うの。
ボクちんが消えちゃう12時間前のボクちんだよ。
やっぱりボクちんって童顔でしょ。
おメメもパッチリだしね。
きょうねえが休みになるのを待ってたんだ。
もぅこれ以上仕事をサボらせる訳にはいかないからね。
10月6日 am2
みんなありがとう
オカンさんがボクちんの顔を優しくナデてくれてた。
きょうねえはボクちんの手をナデてくれてた。
背伸びをして口をパクパクしたら、すぐゲル二ィが迎えに来てくれたから、
安心できて、気持ち良くって眠ちゃった。
ガクの犬生物語、幸せだったな~って思ってくれたらいいな~
ほんとワンコって可愛い。
一途で自分が辛くてもずっと待っててくれるのですよね。
『ご飯がほしいだけ?オヤツがほしいって?』
うん、まあ、それ狙いかもしれないね(笑)
そして絶対裏切らないんですよ。
これって凄い事だと思いません?
100%私らを信用してるんですよ。
そしてその気持ちは揺るがない。
だからこちらも揺るがない。
ガクの存在は私にとってとても大きな存在でした。
ガクと共に生きた時間、本当に幸せでした。
ゲル二ィも同じだと思うけど、守るべきものがいるって強くなれる。
全身全霊で相手を愛する安心感を味わったなと思います。
ねーそうやろ?ゲル二ィ、
愛されるより愛する方が幸せ感じるよねー!
そしてガクが私に残してくれたお宝。
それは最強の友達。
書いたのは私だけどガクの魅力が縁を作ってくれたなー。
だって私が死んだってこんな綺麗なお花は頂けないもん。
改めてガクの偉大さを感じたよ。
たもこさん・とーちゃん・たもつ君
paraさん・歩子ちゃん
ハハさん・チチさん・花梨ちゃん・風花ちゃん
hototogisu4さん・相方さん・心ちゃん
はなママさん・とーちゃん・はなちゃん
茶々ママさん・パパさん・茶々さん・ひめちゃん
ゴルママさん・ゴルちゃん
なおちゃん・ぺロちゃん
(ブロ友順)
そしてたくさん拍手を下さった皆様
文章力のなさをガクの写真を全面に押し出しごまかしてきたブログ、
みんなみんな友達になってくれてありがとう。
そして誰よりもガクに感謝しなくちゃね。
最高の犬生だったワンよ
これからもずっと一緒だよー